先日発表した『X4』の最新拡張版『X4: Kingdom End』にあわせ、『X4: Foundations』に2018年の本編リリース以来の最大規模の改良を実施する予定です。ですが、ゲームに大幅な技術的変更を加えるには、何度もテストする必要があります。そのため、アップデート 6.00 パブリックベータに参加してくださるテスターを募集しています。
パブリックベータに参加するには
『X4: Foundations』をお持ちのプレイヤーならどなたでもアップデート 6.00のベータ版をダウンロードできるチャンスがあります。ベータテストに参加されるみなさまには、
参加にあたってのリスクとルール、実際のゲームで役立つインストラクションが掲載されている公式フォーラムをご覧いただくようお願いしています。
こちらのリンクから公式フォーラムにアクセスし(登録は不要)、関連情報をご確認ください。
「X TECH 5」
我々の過去作『X Beyond the Frontier』、『X3: Reunion』、『X Rebirth』、そして『X4: Foundations』のバージョン 1.00はEgosoft独自の『X』シリーズ専用エンジンの開発における最大の節目でした。来たる『X4: Foundations』アップデート 6.00では次の段階に進むべく、「X TECH 5」を導入する予定です。
ビジュアルの大幅な改善をともなう次世代のグラフィックスエンジンを目指しつつ、強化した物理演算エンジンの導入、パフォーマンスと機能の改善も進めています。さらに、『X4』のセーブデータとの互換性を維持できるよう計画しています。
「X TECH 5」導入に向けたアップデート 6.00の最初のパブリックベータに含まれるハイライトについて、ファーストインプレッションをお伝えします。現在、我々は後のパブリックベータテストに追加される可能性のある機能の開発に取り組んでいます。追加機能については後ほどお知らせします。
新しい物理演算エンジン
「Jolt Physics」を「X TECH 5」に統合した『X4: Foundations』で、宇宙はますますスリリングになります。小惑星帯の航行、宇宙ステーションへのドッキング、戦闘──「Jolt Physics」はどんな瞬間でも新次元のリアリズムと没入感を可能にします。船を操縦していると加速と減速にかかるすべての力を感じられますし、衝突が起きると目に見える形で影響が生じます。「Jolt Physics」の統合により、ゲーム体験全体が向上するだけではなく、「X TECH 5」のパフォーマンスと機能も改善されます。詳細は、本ニュースの最後に掲載されているアップデート 6.00 パブリックベータ1の全変更履歴をご確認ください。
大幅に強化されたグラフィックスエンジン
『X4: Foundations』アップデート6.00で注目していただきたいのは、新しいグラフィックスエンジンによる大幅なグラフィックの改良です。この開発分野におけるハイライトをいくつかご紹介します。
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進化したライティング
「X TECH 5」の新しいライティングエンジンの主な目的は、宇宙空間における自然な太陽光の表現力、具体的にはより鮮やかな色、苛烈な太陽、そして関心を引き起こすライティングムードを高めることです。「X TECH 5」では、この目的を達成するために、さまざまな新しいツールを用意しました。たとえば反射プローブは、操縦席やブリッジ、ステーション内のライティング環境を大幅に改善し、『X4』の前バージョンで実装されたスクリーンスペースの反射とシームレスな統合を可能にしました。また、シャドウキャスティングの技術も大幅に改善され、より遠くまで、よりリアルな描写をおこなう上で役に立っています。
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視差オクルージョンマッピングの導入
視差オクルージョンマッピングの導入により、「X TECH 5」では、ゲーム内オブジェクトの表面表現に従来よりディテールと深みを増すことが可能になりました。オブジェクトの表面の高さや形状に関する情報をエンコードした特殊なテクスチャを使用することで、3D空間に奥行きとディテールの錯覚を生じさせるために実装しました。視差オクルージョンマッピングによって、これまでは表現しきれなかった微細なディテールや奥行きが描写できるようになりました。オブジェクトの表面がよりリアルにしたことで、向上した没入感の向上にご期待ください。
ゲームプレイにおける広範な改良
アップデート 6.00では、技術的な改良以外にも、ゲームプレイを洗練し、新機能を追加する予定です。本ニュースの最後にアップデート 6.00 パブリックベータ1の完全な変更履歴を掲載していますので、ご確認ください。今回は、なかでも特に注目していただきたい下記の2項目について詳述いたします。
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陣地防衛
アップデート 6.00の新機能、「陣地防衛」では、1隻の空母を中心とする艦隊が、効率的な支援体制を維持したまま複数のエリアを防衛することが可能です。下位グループに特定エリアの防衛を割り当てると、修理や補給のために空母に帰還する必要が生じるまで、そのエリアを巡視します。さらに、その下位グループには、艦隊内のほかのグループが脅威と遭遇した場合、支援するよう設定することができます。これによって艦隊ひとつで複数の場所を柔軟かつ流動的に防衛することが可能になります。この新機能が実際のゲームプレイをどのように向上させるのか、ご期待ください。
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ライブストリームカメラモード
「ライブストリーム」は『X4: Foundations』に導入されるまったく新しいカメラモードで、これまでよりも出来事を身近に感じることができます。F6キーでライブストリームモードを有効にすると、ゲーム内で展開される興味深いイベントやシーンをリアルタイムで視聴できます。壮大な宇宙戦争やにぎやかな宇宙ステーション、美しい星雲もこのカメラモードにお任せください。ライブストリームモード最大の特徴は、シーンが自動的に切り替わるので出来事を見逃す心配がないことです。ゲーム内のもっとも興味深い瞬間を、ゆっくりとリラックスしてお楽しみいただけます。
この新しいカメラモードをさらに改良するアイディアはまだまだたくさん残っており、アップデート 6.00のパブリックベータ期間中および、その後も改良を継続する予定です。そのためにもぜひフィードバックをお寄せください。
プレイヤーのみなさまはぜひパブリックベータテストに参加し、新機能に関するフィードバックを
「パブリックベータフィードバックフォーラム」(Public Beta Feedback forum)にご投稿ください。現段階はまだ『X4: Foundations』アップデート 6.00のパブリックベータにおける第一歩に過ぎません。ベータ版は今後数週間にわたって定期的に更新いたしますので、お見逃しのないよう、ニュースチャンネルをご覧ください。
この機会にぜひアップデート 6.00を一足早くご体験ください。みなさまの感想をお待ちしています!
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MOD開発コミュニティへの協力体制の強化
数か月前のアンケート結果の概要で紹介したように、我々にとって『X4』のMOD開発者は重要な存在であり、彼らの作品には心から感謝しています。今回はMODについて詳細な説明はできませんが、少なくとも、我々が今『X4』用の新しいモデリングツールの開発に取り組んでおり、将来的にMOD開発者たちがアクセスできる情報を改善する予定であると先にお伝えしておきます。たとえば、『X4』のアップデート履歴に相当する情報を提供しようと考えています。ツールのテストが可能になり次第、この件については別途告知を行い、詳細をお伝えします。
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